溶融亜鉛メッキ工場

 工場

鉄をさびにくくする方法の一つに、溶融亜鉛メッキという加工があります。
鈍い銀色をしたガードレールがその加工をしたもの。
ドロドロに溶かした亜鉛の中に鉄の部材を浸け、さびにくい被膜をつくります。

と、エラソーに言っていますが、その工程を見たことがありませんでした。
(なかなかタイミングが合わなくて…)
それで先日、現場の職人さんが引き取りに行くタイミングに合わせて、同行させてもうことに。

亜鉛のインゴット

どかーーーーん!
カ・タ・マ・リ
鈍くひかる亜鉛のインゴット、存在感を放っています。

メッキ槽

これがメッキ槽。
亜鉛がドロドロに溶けています。
その温度450℃。熱気がすごい!

一見、固まっているようにも見え、不思議な感じ。
水以外の液体が溜まっているのを見るのは、はじめてかも…。
この中に、鉄の部材を浸けていきます。

工場内部

汚れた作業着で一生懸命、仕事をされている姿が印象的でした。
おそらく、どこで使われるのか知らずに黙々と…。
現場に入ってくる材料の全てが、誰かの手によって造られている。
そのことを改めて認識しました。
百聞は一見にしかず、モノづくりの原点を見た気がしました。

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