路地

路地

建物を計画するとき、近辺を散策します。
街並みを見て、どんな建物が良いかな、なんて考えながら…。
そこで目にした、ちょっといい感じの路地。

ゴミ箱にエアコン室外機、それにビールケース。
思いっきり生活感ただよう風景ですが、
覆いかぶさる緑が、いいんですよ。
トンネルのようになっていて、その先に行ってみたい。
なんて思わせてくれます。

それから、向こうに見える階段。
この階段があることで、単なる建物同士の隙間から、
使われている通路になっているのが分かります。
そこに生活が見え隠れするから、余計に魅力を感じるのですね。

路地というのは、その狭さが良いと思うのです。
狭いからこそ、足を踏み入れてはいけないような、
独特の雰囲気があるのだと…。
このドキドキ感は、大人になっても変わりませんね。

こんな魅力ある空間は、つくろうと思ってもなかなかできないです。
いつまでも残って欲しい風景ですね。

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